1月27日(土)午後4時よりヒストリア宇部にて「楽興のウィーン--弦楽五重奏で愉しむ交響曲--」と言うコンサートが開催された。
宇部の上野美科さん主催による年何回かヒストリア宇部で開いているコンサートで今回48回目。上野さんの解説付きで毎回、普通の演奏会ではなかなか取り上げられない変わった曲を演奏している。この日もオーケストラの曲を弦楽五重奏で楽しむという企画。
19世紀は貴族達が大きなホールで音楽を楽しむだけでなく、自分の家の広間などでも音楽を楽しんでいた。ベートーヴェン自身もそういう音楽会のために自らが自分の交響曲を小さな編成用に書き換えている。今日の交響曲第7番もその一つで、編成はヴァイオリン2本、ヴィオラ2本とコントラバス。ホルンのパートをヴィオラが弾いたりして、通常の弦楽四重奏とは全く違う響きが思った以上に新鮮で面白かった。
第1ヴァイオリンを担当した石井にとっても初めての曲で、楽譜は手書きのファクシミリなので読みにくかったそうだが、メンバーは音大を卒業した若い女性達ばかりで、練習も楽しかっただろう。
大変寒い日だったにもかかわらず多くの方々が聴きに集まって来られ、楽しんで下さったようだった。
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