3月15日黒磯自治会館の隣の土地で地鎮祭が執り行われた。

ここに母と宏二郎のアトリエ兼倉庫を建てようと決めたのは、もう4年以上前。しかし、この土地は市街化調整区域で建物を建てるのには相当厳格な規制があることが判る。アトリエだけでは駄目で、宏二郎の住み家を建てなければならなかった。大工さんを決めて、その知り合いの設計士さんを紹介してもらい、設計に取りかかったが、県や市の許可が下りるまで3年かかった。その後土地が高いところにあるので、最近の土砂災害などを経て建築基準がまたまた厳しくなり、土地を少し削り、低くした上でコンクリートのL字鋼を埋め込んでやっとよろしいという事になった。
明日、県の審査があって最終的に決まるのだが、OKだったら4月5日棟上げにやっとこぎ着ける。
なんとも時間がかかったが、ようやく前が見えてきた。

今日は大変良いお天気だった。
10時少し前に白崎八幡宮から神主さんが来てくれた。
その前に大工の久良さんが笹竹を四隅に立てておいてくれた。
神主さんは祭壇を組み立て、旗を立て、しめ縄を張った。祭壇の上にこちらで用意したお酒、塩、米、水、野菜や昆布などを並べた。
神主さんは大きな太鼓も持参していた。
いよいよ地鎮祭が始まる。
神主さんは大きな太鼓をたたきながら祝詞をあげる。その太鼓の音は山や向こうのアパートにはね返ってこだまのように帰ってくる。場所が高いところで、近くに遮るものが何もなかったので、この広い辺り一帯が祝詞に包まれて荘厳な感じがした。
そのあとは参加者が順番に玉串を奉納したり盛り土に鍬を入れたりして、1時間くらいで終了。

終了後は設計士さんが持ってきてくれた模型をみんなで見ながら歓談。
とても気さくな神主さんだった。
鶯が鳴いていた。
地鎮祭始まる
地鎮祭の始まり。祭壇の上にはいろいろな物が並び賑やか。
太鼓をたたきながら
神主さんの太鼓はとても良かった。どんどこどんどこ、大きな音はお腹に響いた。
玉串
玉串奉納
2礼2拍1礼
参加者は私達のほか設計士さん2人、大工さん3人
神主さん
最後に挨拶する神主さん