トンネルを抜けたら雪国だった。
1月24日、天気予報では記録的な寒波が来ると大騒ぎしていた。
しかし、岩国では確かに冷え込みはしたものの、一片の雪も降らず何だか拍子抜けしたような感じで新岩国を出発した。
ところが徳山の手前のトンネルを抜けた途端、辺り一面真っ白になった。突然の別世界に唖然とした。20~30㎝は積もっているように見えた。
新山口で「さくら」に乗り換え鹿児島に向かう。
車内放送で徳山博多間徐行運転のため30分~1時間遅れるとの事。乗り継ぎの九州在来線は運休や遅れが生じているとテロップが流れる。でも九州新幹線の事には全然触れていない。車掌に聞いても博多で聞いて下さいと言うばかりで何もわからない。この分なら大した事はないのだろうとタカをくくっていた。
ところが博多を過ぎ、新鳥栖の手前でポイント故障、車内で50分くらい待たされた。それでも演奏会は明日からだし、車内は暖かいし、それほど困らなかった。「奄美大島で115年ぶりに雪」などのテロップをのんびり見ていた。
しかし、鹿児島中央駅で降りると、雪が降りしきる中タクシー乗り場に人がずら---------っと並んでいる。見ているとタクシーはたまに1台来るだけ。これでは何時間もここで待たなければならないと思い、ホテルの方に歩き始めた。雪の中を歩くのは久し振りだった。ここが鹿児島とは思えない。石井はだんだん足腰がしびれてきたと言う。途中のコンビニで少し暖まってから歩こうと私が言うのに、意地を張ってそのまま歩き続ける。やっとホテルに到着。30分以上かかった。
翌朝、路面は凍結していてバスも電車も動いていない。目抜き通りなのに車もわずかしか走っていない。デパートも休業。演奏会は午後からなので早めに昼食をと、足元の悪い道をこわごわ歩いて行ったラーメン屋もやっていなかった。
これで演奏会が出来るのだろうか。
でも、実行委員の人は冬タイヤに替えた自分の車で予定通り迎えに来てくれて、最初の公演、伊敷病院でのロビーコンサートは満員のお客さんで無事終えることができた。
翌日は朝7時45分にホテルを出発、鹿屋へ行く。
桜島もうっすらと白くなっていた。いつも鹿児島市側からしか見ていなかった桜島だが、今回はぐるっと桜島を回って鹿屋に行ったので錦江湾側からも初めて桜島を見た。だいぶ形が違う。
午前中、鹿屋のカトリック教会で幼稚園の子供たちや保護者の方達に音楽をプレゼント。
午後は志布志に移動して小学校の体育館での演奏会。ここが大変寒かった。覚悟はしていて背中にカイロを3つも貼って臨んだのだが、それでも鍵盤が氷のようで手がどんどん冷たくなってくる。生徒たちはひざ掛けにくるまって聞いていた。とても熱心に聴いてくれた。やっぱり生の演奏は違いますねぇと校長先生も大喜びだった。
夜は鹿児島市内に戻り、南風病院と言う大きな病院の中にある立派なホールでの演奏会。高速道路が一部閉鎖されていたので移動に少し時間がかかった。
雪の鹿児島とは全く想像していなかった。
でも、一日3公演というハードなスケジュールの演奏会は予定通り行なえて、無事ホテルに戻る。
部屋で少しお酒を飲んでから寝ようと思って「酒」の看板がかかっているコンビニに寄ったら、なんと焼酎がずらり、さすが鹿児島!!!
3日目の27日は午後1時から林病院でのロビーコンサート。ここの院長先生は80歳を過ぎておられるけれど、大の音楽好きで古くからの日本フィル特別会員。私たちの演奏をとても楽しそうに聴いていらした。
3日間で5公演というハードなスケジュールだったが、みんなから大変喜ばれて良かった。
大きなホールでの演奏会ではなく、ホールに来れない人のための演奏会。これからも続けようと思った。
実現させてくれた実行委員の方々、ありがとう。
鹿児島市から桜島フェリーで桜島に渡った
錦江湾側の桜島
志布志からの帰り道は桜島の北を走る。それぞれの見る方向で桜島の形はだいぶ違う。
一日で3方向からの桜島を見れたのも面白かった。
志布志市立通山小学校での演奏会
焼酎ばかり!!!
1月24日、天気予報では記録的な寒波が来ると大騒ぎしていた。
しかし、岩国では確かに冷え込みはしたものの、一片の雪も降らず何だか拍子抜けしたような感じで新岩国を出発した。
ところが徳山の手前のトンネルを抜けた途端、辺り一面真っ白になった。突然の別世界に唖然とした。20~30㎝は積もっているように見えた。
新山口で「さくら」に乗り換え鹿児島に向かう。
車内放送で徳山博多間徐行運転のため30分~1時間遅れるとの事。乗り継ぎの九州在来線は運休や遅れが生じているとテロップが流れる。でも九州新幹線の事には全然触れていない。車掌に聞いても博多で聞いて下さいと言うばかりで何もわからない。この分なら大した事はないのだろうとタカをくくっていた。
ところが博多を過ぎ、新鳥栖の手前でポイント故障、車内で50分くらい待たされた。それでも演奏会は明日からだし、車内は暖かいし、それほど困らなかった。「奄美大島で115年ぶりに雪」などのテロップをのんびり見ていた。
しかし、鹿児島中央駅で降りると、雪が降りしきる中タクシー乗り場に人がずら---------っと並んでいる。見ているとタクシーはたまに1台来るだけ。これでは何時間もここで待たなければならないと思い、ホテルの方に歩き始めた。雪の中を歩くのは久し振りだった。ここが鹿児島とは思えない。石井はだんだん足腰がしびれてきたと言う。途中のコンビニで少し暖まってから歩こうと私が言うのに、意地を張ってそのまま歩き続ける。やっとホテルに到着。30分以上かかった。
翌朝、路面は凍結していてバスも電車も動いていない。目抜き通りなのに車もわずかしか走っていない。デパートも休業。演奏会は午後からなので早めに昼食をと、足元の悪い道をこわごわ歩いて行ったラーメン屋もやっていなかった。
これで演奏会が出来るのだろうか。
でも、実行委員の人は冬タイヤに替えた自分の車で予定通り迎えに来てくれて、最初の公演、伊敷病院でのロビーコンサートは満員のお客さんで無事終えることができた。
翌日は朝7時45分にホテルを出発、鹿屋へ行く。
桜島もうっすらと白くなっていた。いつも鹿児島市側からしか見ていなかった桜島だが、今回はぐるっと桜島を回って鹿屋に行ったので錦江湾側からも初めて桜島を見た。だいぶ形が違う。
午前中、鹿屋のカトリック教会で幼稚園の子供たちや保護者の方達に音楽をプレゼント。
午後は志布志に移動して小学校の体育館での演奏会。ここが大変寒かった。覚悟はしていて背中にカイロを3つも貼って臨んだのだが、それでも鍵盤が氷のようで手がどんどん冷たくなってくる。生徒たちはひざ掛けにくるまって聞いていた。とても熱心に聴いてくれた。やっぱり生の演奏は違いますねぇと校長先生も大喜びだった。
夜は鹿児島市内に戻り、南風病院と言う大きな病院の中にある立派なホールでの演奏会。高速道路が一部閉鎖されていたので移動に少し時間がかかった。
雪の鹿児島とは全く想像していなかった。
でも、一日3公演というハードなスケジュールの演奏会は予定通り行なえて、無事ホテルに戻る。
部屋で少しお酒を飲んでから寝ようと思って「酒」の看板がかかっているコンビニに寄ったら、なんと焼酎がずらり、さすが鹿児島!!!
3日目の27日は午後1時から林病院でのロビーコンサート。ここの院長先生は80歳を過ぎておられるけれど、大の音楽好きで古くからの日本フィル特別会員。私たちの演奏をとても楽しそうに聴いていらした。
3日間で5公演というハードなスケジュールだったが、みんなから大変喜ばれて良かった。
大きなホールでの演奏会ではなく、ホールに来れない人のための演奏会。これからも続けようと思った。
実現させてくれた実行委員の方々、ありがとう。
鹿児島市から桜島フェリーで桜島に渡った
錦江湾側の桜島
志布志からの帰り道は桜島の北を走る。それぞれの見る方向で桜島の形はだいぶ違う。
一日で3方向からの桜島を見れたのも面白かった。
志布志市立通山小学校での演奏会
焼酎ばかり!!!
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