「音と色彩の響流」
こうタイトルが付けられた宏二郎の絵と私たちの演奏とのコラボレーションが12月12日(土)午後6時よりポルシェセンター山口のショールームで開催された。
私がポルシェセンターとはどんな所かと下見に行ったのが10月29日。主催の松永ピアノさんからは1階に展示が出来ると聞いていたが、来てみると壁はカーブしているし、柱も円柱で、高そうな車がでんでんと置いてあり、どこにも絵を掛けるスペースなんてないという印象だった。困った。結局、松永ピアノさんが色々な企画を引き受けている所に頼んでイーゼルとパネルを手配してくれることになった。企画会社の人と私は松永ピアノさんを通して話をするのでイーゼルの大きさやパネルが自立するのか、連結できるのかなかなか判らず、また直前になってそれらは12日演奏会当日しか借りてない事がわかり、慌てて手配し直したり、バタバタと当日を迎えた。
宏二郎と私たちは前日宇部へ来て、当日10時半にポルシェセンターに行った。パネルなどが到着するのと同時だった。
すぐに展示が始まる。
パネルは2つでも3つでも連結できた。
一番大きな作品は横幅170㎝あったので3つ連結して使えることがわかって少し安心したが、それをどこに置くか、あっちでもない、こっちでもないといろいろと考えた末、カーブした壁に沿って置くのが一番いいだろうという事になった。
それから順番に全部で9点の絵の展示を終えたのは午後2時を過ぎていた。控室は企画会社の人や松永ピアノの人と一緒で、遅いお昼ご飯を済ませ、ゆっくり休むこともできずに3時半から会場練習が始まった。
ピアノはスタンウェイのフルコンなので音は良いのだが、ヴァイオリンとのバランスが難しかった。
6時開演。
50名ほどのお客様の中にはKRYの会長さんもいらしてびっくり。
エルガーの愛の挨拶、モーツァルトの変奏曲、ヤナーチェクのヴァイオリンとピアノのためのソナタ、そして休憩。休憩は30分とってゆっくり絵を鑑賞して頂いた。後半は外山雄三の山口民謡と出船、浜辺の歌。花は咲く。フーバイの小品2曲、最後はお決まりのチゴイネルワイゼン。全般にピアノの音のきれいな曲が並んだ。石井のトークもお客様は大変楽しんでいらっしゃる様子だった。

演奏会は無事済んだが、絵の展示は19日まであるのでお時間のある方は是非お立ち寄りいただきたい。
ただ水曜日はポルシェセンターの定休日だそうです。

展示
ポルシェの間に展示された作品の数々
演奏会
演奏会。音はよく響いた。
休憩時間
休憩時間