9月19日から22日まで4回目のミュージックキャンプ宇部が開催された。
レッスンが2回俵田邸であり、最終日にヒストリア宇部にて発表会をする。参加者は山口県下(下関市、周南市、防府市、山口市、宇部市)の26人と東京、千葉、横浜からの5人で合わせて31人。6月から7月にかけて応募してきた参加者は7月末にはグループと曲目が決められ、9月19日のミュージックキャンプ初日までに個人練習を、可能ならグループでの練習も重ねてレッスンに臨む。宿泊は宇部市内の人は自宅だがそれ以外の人はココランドやユースホステル。常盤湖のすぐそばで大変眺めが良い。
19日10時からレッスンが始まった。
故俵田寛夫氏の遺影が見守る中、ピアノ三重奏や五重奏、弦楽四重奏など14組のグループのレッスン。講師はヴァイオリンが石井啓一郎、チェロ桜庭茂樹、ピアノ石井啓子。今回はチェロばかり8台並んで弾く曲があった。ヴィラロボスのブラジル風バッハ。ベルリンフィルのチェロ奏者が来日した時は12人で8パートを弾いていた。これだけのチェロ奏者が俵田邸に集まったのは初めてだそうだ。俵田氏もきっと喜んでいるに違いないですと管理人さんが言っていた。
このイベントはピアノ三重奏や弦楽四重奏など室内楽の講習会なのだが、「キャンプ」という名が付くのだからと、参加者の何人かでユースホステルの庭を借りて火をおこし、レッスン後はバーベキューを楽しむ。レッスンの緊張感とみんなで一緒に食べたり飲んだりすることで自分の視野を広げることができるのがこのイベントの特徴と言えるかも知れない。
最終日22日の10時からヒストリア宇部にて会場練習、午後2時開演。
何年かに一度の長い9月の連休の最中だったにもかかわらずお客さんは集まって下さり、変化に富んだプログラムを楽しんでくださったようだった。
終演後、ユースホステルで打ち上げがあり、チェロ四重奏や、曲の途中でチェロをぐるっと回す仕草のあるプリンク・プランク・プルンクの演奏などみんなで楽しんだ。

俵田邸でのレッスン風景
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲
トリオのレッスン
それぞれの講師から指導を受けるブラームスのピアノ三重奏曲のメンバー
チェロ八重奏
チェロ八重奏、圧巻の響き
弦楽合奏
子供たちの合奏、レスピーギのシチリアーノ
チェロ八重奏
チェロ軍団
ピアノ五重奏
非常に珍しいヴォーンウィリアムズのピアノ五重奏曲、コントラバスが大活躍
打ち上げで2
打ち上げでチェロ四重奏、楽器の値段は全部で云千万円?
打ち上げで1
プリンクプランクプルンクの演奏
打ち上げで3
小学生も堂々とした演奏を披露