7月1日午後1時少し前、旭川空港に降り立った。
一年中で一番美しい時だからと、飛行機代が一番高い時期にもかかわらずこの日を選んだのに、北海道はこのところ「蝦夷梅雨」だとか。梅雨があるなんて知らなかった。来週からは夏になるとの予報だが、この日も本州と同じように雨。気温も低く、街ゆく人々はほとんど長袖を着ていて、朝などストーブが必要な程らしい。でも同じ雨は雨でも空気はシャキッとしている。傘をさすほどではなかったので夕方まで買物通りなどを散策。夜は格好の居酒屋を紹介してもらって旭川在住のN氏と久々に語り合った。
翌朝は青空が少し見えるお天気。新しく整備された旭川駅を見に行った。
昨年はまだ工事中だったバスターミナルやフードセンターなども完成していた。駅前も駅構内も大変広々としている。そして駅の裏に出るとその脇を忠別川がゆったりと流れ、美しい風景が拡がっていた。ここにいずれ近いうちに新幹線が走るのだろうか。
午後3時から木楽輪(きらりん)というホールで会場練習、7時本番。
客席100程の木造のすてきなホールだ。このコンサートを引き受けてくれている実行委員会の人達はそれぞれ大変な事を背負っていながらも毎年開催にこぎつけていることに感謝している。
モーツアルトの変奏曲から始め、今回は前半に小品を集めてチゴイネルワイゼンで休憩、後半にフランクのソナタというプログラムだった。30分以上かかるフランクのソナタも飽きることなく最後まで聴衆を引き付けたようだった。譜めくりをしてくれた女の子、23歳と言っていたが、すごくすてきな曲ですね、と目をきらきらさせていた。彼女は真面目な勉強家で8月には自分もリサイタルを開くそうだ。みんなで応援してあげよう。
3日旭川空港から岩国へ。
空港から見える遠くの山々には雪が残っていた。

旭川駅
旭川駅。右側の高い建物はショッピングモールとホテル。
駅構内
駅構内は大変広々としている。
駅裏
駅の裏。見たこともない花々が乱れ咲いていた。向こうに見えるのが忠別川。
駅裏2
前の写真の反対方向を見る。
きらりん正面玄関
木楽輪の正面玄関。ガラスに青空が写っているが、本番の時は雨が降った。
ホール内
木楽輪ホール内