12回目を迎えたミュージックキャンプ。今回5月2日に宏樹庵入りしたのは4人。3日から宏樹庵に泊まったのは男性7人、女性3人。3日午前中から宏樹庵の裏の自治会館で本格的なレッスンが始まり、ふれあいパークに宿泊する家族連れの6組も徐々に宏樹庵に集まってきた。まだ最終日のコンサートには参加しない予備軍も含めると、子供たち総勢17人。走り回って遊ぶ子供たち、わんぱく小僧を追い駆けるお母さんの大声、それぞれが練習する音、それに今回は陽子が生後一月の赤ちゃんを連れて一緒に来たので、赤ちゃんが泣く声も加わり、何とも賑やかなこと!!!池に落ちた子二人、お皿を割った子一人。

食事は朝は藤重さんのご飯と豚汁。昼は前日に石井が作ったカレーや翌日は魚などを焼いて。夜はお寿司を食べに行った人もいるが、宏樹庵では2日間バーベキュー。レッスン終了後は泊るメンバーで毎日宴会。ビールの消費量大。

今回特筆すべきは、元モンテカルロのオーケストラの首席チェリスト、桜庭茂樹氏が来訪し、アンサンブルのレッスンにずっと付き合ってくれた他、個人的にチェロのレッスンもしてくれて、受講した人達は、自分の楽器で桜庭氏が弾くと全く豊かな音になるのでびっくりし、またいろいろな助言など、大きな収穫を得たようだった。

最終日5月5日の午後2時から由宇町の文化会館で「散歩がてらのコンサート」が開催された。
ここは350人ほどの段々にせり上がった客席があり、舞台も専用の照明を持っているほぼ本格的なホール。地元の人達の協力もあって演奏関係者30人余りのほかに80人ほど集まってくれた。
ふれあいパークは山の上で景色は良いが、ここの方が近くで来やすいとの感想だった。もう少し広報に努めればもっと集客できるのにとのご意見も伺った。
今回のプログラムには、初めてコントラバスが登場し、シューベルトの「鱒」を演奏した。また最後に、みんなでヴィヴァルディの「春」を演奏し、ソリストの小学生の女の子はしっかりとしたテクニックを披露し、合奏の小学3年生の男の子達も楽しそうに弾いていた。

4月の終わりから燃えるように咲いていた霧島つつじに替わって、キャンプが終わる頃には池の上に張り出したオオムラサキの立派なつつじの花が見事に咲いた。


兄弟共演
兄弟共演(練習風景)


みんなで合奏
ソリストの女の子を中心に合奏するみんな(練習風景)


楽屋の少女達
楽屋の少女たち