9月10日(土)午後2時より岩国国際観光ホテルのロイヤルホールにてウクライナ支援チャリティコンサートが催された。
主催は岩国健人会議が立ち上げた実行委員会。健人会議というのは岩国在住で、古希を過ぎ、心身ともに健康でなお現役で地域社会に貢献しているシニアリーダーのグループ。ロータリー関係の人が多い。彼らが何とかウクライナを支援したいとこの企画を練った。
7月から本格的に取り組み始め、3000円のチケット500枚はほぼ完売。当日集まった人も400人近く、会場はあふれるほどの人、人だった。
クラシックには馴染みがない人も多いとのことで、プログラムは小品ばかり。
エルガー 愛の挨拶、ウクライナの歌 黒い瞳、サラサーテ アンダルシアのロマンス、サラサーテ バスク奇想曲、休憩を挟んで、エルガー 朝の歌、ウクライナ支援曲 ひまわりの想い、サラサーテ ハバネラ、外山雄三編曲 浜辺の歌、ウクライナの歌 鶴、サラサーテ チゴイネルワイゼン。
ウクライナの曲は今回初めて演奏したが、特に鶴はみんなの心にしみわたったようだった。ウクライナの詩人が作詞した曲で、ウクライナの兵士たちが戦いに倒れて、鶴になって大空へ羽ばたいていくという詩。解説したので、みんなそれぞれが、戦争を思い、亡くなった兵士を思いながら聴いてくれたようだった。この曲はロシア歌曲集には載っていなかった。私の芸大時代の声楽家の友人に問い合わせてみたら、彼の手書きの楽譜を送ってくれた。ロシアの色々な事情のため、出版はできないとの事だった。演奏出来て本当に良かった。
日本は平和で、こうやって午後のひとときを音楽に身をゆだねていられるが、こうした間にもウクライナでは何人もの人が亡くなり、町はがれきと化していっている。
ウクライナはロシアに隣接しているが、独自の文化を持っており、ハイフェッツ、リヒテル、ホロヴィッツ、オイストラフなどなど、近年世界的に活躍したウクライナ出身の演奏家は驚くほど多い。
ロシアの侵攻が始まってはや7か月が過ぎる。今後どうなっていくのか。戦争が終わっても復興への歩みはいろいろな意味で厳しい。
寄り添って歩みたいとの念を改めて強く感じた一日だった。
あふれるほどのお客様でした
主催は岩国健人会議が立ち上げた実行委員会。健人会議というのは岩国在住で、古希を過ぎ、心身ともに健康でなお現役で地域社会に貢献しているシニアリーダーのグループ。ロータリー関係の人が多い。彼らが何とかウクライナを支援したいとこの企画を練った。
7月から本格的に取り組み始め、3000円のチケット500枚はほぼ完売。当日集まった人も400人近く、会場はあふれるほどの人、人だった。
クラシックには馴染みがない人も多いとのことで、プログラムは小品ばかり。
エルガー 愛の挨拶、ウクライナの歌 黒い瞳、サラサーテ アンダルシアのロマンス、サラサーテ バスク奇想曲、休憩を挟んで、エルガー 朝の歌、ウクライナ支援曲 ひまわりの想い、サラサーテ ハバネラ、外山雄三編曲 浜辺の歌、ウクライナの歌 鶴、サラサーテ チゴイネルワイゼン。
ウクライナの曲は今回初めて演奏したが、特に鶴はみんなの心にしみわたったようだった。ウクライナの詩人が作詞した曲で、ウクライナの兵士たちが戦いに倒れて、鶴になって大空へ羽ばたいていくという詩。解説したので、みんなそれぞれが、戦争を思い、亡くなった兵士を思いながら聴いてくれたようだった。この曲はロシア歌曲集には載っていなかった。私の芸大時代の声楽家の友人に問い合わせてみたら、彼の手書きの楽譜を送ってくれた。ロシアの色々な事情のため、出版はできないとの事だった。演奏出来て本当に良かった。
日本は平和で、こうやって午後のひとときを音楽に身をゆだねていられるが、こうした間にもウクライナでは何人もの人が亡くなり、町はがれきと化していっている。
ウクライナはロシアに隣接しているが、独自の文化を持っており、ハイフェッツ、リヒテル、ホロヴィッツ、オイストラフなどなど、近年世界的に活躍したウクライナ出身の演奏家は驚くほど多い。
ロシアの侵攻が始まってはや7か月が過ぎる。今後どうなっていくのか。戦争が終わっても復興への歩みはいろいろな意味で厳しい。
寄り添って歩みたいとの念を改めて強く感じた一日だった。
あふれるほどのお客様でした
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