母はコロナが流行る少し前から腰痛がひどくなり、車での遠出はできなくなっていた。そこにコロナが来て、よく通っていたお医者さんも止めて訪問診療にしてもらい、処方されるお薬も届けてもらうようになって、家から一歩も外へ出ることはなくなってしまった。頭がふらふらすると言ってよく家の中でころんでいた。昨夏は特に体調が悪くなって、電話をかけても全然話が通じず、言葉もはっきり言えなくなって慌てて私は上京し様子を見た。93歳、もう先は長くはないのかと心配した。身体の芯が冷えると言って冷房も適切にはかけていなかったので熱中症の一種だったのかもしれない。涼しくなってきてから徐々に快復し、ピアノを弾くようになってからは腰の痛いのを忘れる程になった。昨年11月で94歳。本業である書も書いてはいるが、ピアノを弾くのが楽しいらしい。一日のうち何回もピアノに向かっている。------------
そこで、元気なうちに温泉に連れて行ってあげようと私は思い立った。
陽子のところには大きな車があり、秀一君は運転が上手。一緒に行ってくれないかと相談したところ快諾。母にも恐る恐る旅行の話を持ち掛けたら、はじめはえーっ!と言ったが、まんざら嫌でもなさそうだった。もう何年も出かけたことがないので遠くへは行けない。陽子があれこれ宿を探してくれた。紆余曲折があり、やっと決まったのが水上温泉の松乃井旅館。車椅子も借りて、5月21日朝10時半頃、いよいよ出発。雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気だったが、ザーザー降りではなかったので途中のトイレ休憩の時も傘を使うほどではなかった。水沢うどんの有名なところでお昼を食べて、道の駅にも寄って、2時過ぎに宿に到着。ゆっくり休んで、お風呂にも入ってから夕食。大きな宿屋でお客さんも多かった。ビュッフェ形式の食事だったので、柔らかいものばかりを選んで母に食べてもらった。子供たちはフライドポテトや肉まんなどびっくりする程食欲旺盛!!
翌日は晴れ間も出てきた。すぐ近くで水仙祭りをやっているのを知り、まずそこへ。冬はスキー場になるところに一面にチューリップや水仙を植えてあり、こんな季節にとびっくり。リフトがあり、母も乗ると言うので私と二人で乗って山の上へ。山の上からは遠くの山々が見え気持ちが良かった。陽子たちはそこから歩いて花を見ながら下山、私と母は下りもリフトに乗って楽しかった。
それから、車で30分ほどの所にあるロックハート城というイギリスの古城をシベリア鉄道で輸送、移築、復元したお城へ。イギリス庭園にバラが咲き乱れている写真を見たので期待して行ったのだが、標高700メートルの所ではバラが咲くのは6月中旬とのことで全然咲いていなかった。そのかわりシャクナゲが見事だった。オオテマリやライラックなども咲いていた。みんなでお昼ご飯を食べてから、お城まで行くのは階段があって車椅子では無理だったので陽子達だけが登って行って、私と母は下で待機。お城も楽しかったようだ。
私はもうこれっきりと思って提案した4世代の一泊旅行だったが、家に帰ってからも疲れてふらふらすることもなく。陽子達がみんなとてもよくしてくれたので満足そうだった。
今回は緑が美しかったが、紅葉のころまた行けるだろうか。
チューリップや水仙が一面に咲いていた
山の上で。リフトに乗る時、車椅子は下に置いてきたので母は少し歩いた。
陽子たちは歩いて降りた。遠くの山々が見え気持ち良かった。
リフトに乗る。もう少し季節が前だったらこの下にも水仙がたくさん咲いていたみたい。
ロックハート城。
イギリス庭園。お目当てのバラは咲いていなかったけど、緑が美しかった。
曽おばあちゃんに地図を見せて、今ここよと説明するひ孫。
シャクナゲが見事でした
お城の前で
秀一君の車と母
そこで、元気なうちに温泉に連れて行ってあげようと私は思い立った。
陽子のところには大きな車があり、秀一君は運転が上手。一緒に行ってくれないかと相談したところ快諾。母にも恐る恐る旅行の話を持ち掛けたら、はじめはえーっ!と言ったが、まんざら嫌でもなさそうだった。もう何年も出かけたことがないので遠くへは行けない。陽子があれこれ宿を探してくれた。紆余曲折があり、やっと決まったのが水上温泉の松乃井旅館。車椅子も借りて、5月21日朝10時半頃、いよいよ出発。雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気だったが、ザーザー降りではなかったので途中のトイレ休憩の時も傘を使うほどではなかった。水沢うどんの有名なところでお昼を食べて、道の駅にも寄って、2時過ぎに宿に到着。ゆっくり休んで、お風呂にも入ってから夕食。大きな宿屋でお客さんも多かった。ビュッフェ形式の食事だったので、柔らかいものばかりを選んで母に食べてもらった。子供たちはフライドポテトや肉まんなどびっくりする程食欲旺盛!!
翌日は晴れ間も出てきた。すぐ近くで水仙祭りをやっているのを知り、まずそこへ。冬はスキー場になるところに一面にチューリップや水仙を植えてあり、こんな季節にとびっくり。リフトがあり、母も乗ると言うので私と二人で乗って山の上へ。山の上からは遠くの山々が見え気持ちが良かった。陽子たちはそこから歩いて花を見ながら下山、私と母は下りもリフトに乗って楽しかった。
それから、車で30分ほどの所にあるロックハート城というイギリスの古城をシベリア鉄道で輸送、移築、復元したお城へ。イギリス庭園にバラが咲き乱れている写真を見たので期待して行ったのだが、標高700メートルの所ではバラが咲くのは6月中旬とのことで全然咲いていなかった。そのかわりシャクナゲが見事だった。オオテマリやライラックなども咲いていた。みんなでお昼ご飯を食べてから、お城まで行くのは階段があって車椅子では無理だったので陽子達だけが登って行って、私と母は下で待機。お城も楽しかったようだ。
私はもうこれっきりと思って提案した4世代の一泊旅行だったが、家に帰ってからも疲れてふらふらすることもなく。陽子達がみんなとてもよくしてくれたので満足そうだった。
今回は緑が美しかったが、紅葉のころまた行けるだろうか。
チューリップや水仙が一面に咲いていた
山の上で。リフトに乗る時、車椅子は下に置いてきたので母は少し歩いた。
陽子たちは歩いて降りた。遠くの山々が見え気持ち良かった。
リフトに乗る。もう少し季節が前だったらこの下にも水仙がたくさん咲いていたみたい。
ロックハート城。
イギリス庭園。お目当てのバラは咲いていなかったけど、緑が美しかった。
曽おばあちゃんに地図を見せて、今ここよと説明するひ孫。
シャクナゲが見事でした
お城の前で
秀一君の車と母
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