2015年01月

晴香から手紙が来た。
今までも絵を描いて送ってきたことはある。でも今日のはちゃんと文字の手紙になっていた。
「ばーば、おげんきですか。もも3くみにあたらしいおともだちがきました。そのこのなまえはみくちゃんです。
またえほんよんでね。」
可愛い便箋にそう書かれた手紙を何度も読む。
ちょうど前の日、絵本作家の方と一緒で、晴香たちは絵本が大好きという話をしていたところだった。
もうすぐ行くから、また毎晩読んであげよう。
でも成長したものだ。思えば2年前のお正月、まだ文字も知らない晴香に初めて筆を持たせたのは妹だった。あれから文字というものに興味がわいて、どんどん覚えるようになった。妹はもうお月様のところに行ってしまったので昨年からは母がお正月のお書初めを教えている。カルタ遊びもできるようになった。
そうして、こんな手紙も書けるようになったのだ。
離れて暮らしていてもこれからは面白くなりそう。

初めての手紙

散歩に出たら、もう春の花がいろいろ咲いていた。

鳥立って揺れる木の枝日脚伸ぶ

このところ急に日が長くなってきた。
庭に柿やミカンを置いておいたらツグミやメジロがやってきて突っついている。慣れてきて足音がしてもすぐには逃げないようになってきた。
陽子の赤ちゃんが生まれて宏樹庵に帰って来ると、もう春分だ。

ツグミ
ツグミ
メジロ
メジロ
菜の花
菜の花
ユキノシタ
ユキノシタ
ヤブツバキ
ヤブツバキ
ホトケノザ
ホトケノザ
シロバナタンポポ
シロバナタンポポ
オオイヌフグリ
オオイヌフグリ
 

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

陽子の容態が有難いことに落ち着いているので7日に一旦宏樹庵に帰って来た。
流産しそうになって子宮口を縛る手術をしたのだが、縛っても生まれて来るまで安静にしておかなければならないなどということも聞いていたので心配していた。でも多分縛るタイミングが良かったのだろう。今のところは順調に赤ちゃんは育ち、5日の検診では1800グラムまで成長していた。一応2月17日を予定日としている。それまで無事にお腹の中で育ってくれるよう祈るばかりだ。

宏樹庵の暖房は薪ストーブがあるのみ。
薪はみんなが持ってきてくれるのでいくらでもある。焚き付けの細かい枝はその辺で拾ってくる。
朝起きて、石井はまず薪割りを始める。
大きな丸太のままでも燃えるが、少し小さくした方がより燃えやすい。
力はそれ程要らないようだが、何本も割っていると汗をかくと言う。
歩くのもやっとだった2年前と比べてこの違い! 怖かった手術もやってよかったと先生たちに感謝している。
薪が燃える暖かさは柔らかく格別のものだ。そして2階まで温まる。

7日に帰ってきて8日はライオンズクラブの新年会で20分ほど演奏、10日は防府で石井の従妹達と新年会、11日は自治会の新年会、と忙しい。今年も地面を踏みしめて歩こう。

薪割り

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