3月31日日曜日午後2時よりシンフォニア岩国多目的ホールにて恒例の石井啓一郎ファミリーコンサートが開催された。
今回18回目。啓一郎と啓子のコンビはもとより、それに陽子が加わって華やかで和やかなコンサートとして好評を得ている。
ヴァイオリンとピアノでドビュッシーの「小舟にて」とフォスターの「故郷の人々」の後、フルートとピアノでマルティヌーの「フルートとピアノのためのソナタ第1番」とボルン作曲の「カルメン幻想曲」。休憩を挟んで再びヴァイオリンとピアノでブラームスの「ワルツ」や「ハンガリー舞曲第4番」。そしてなんとサラサーテの小品ばかり4曲を並べるといった思い切ったプログラム。後藤みどりなら余裕で弾ける曲かもしれないが、石井啓一郎はそれほど技巧を得意とはしていない。むしろ民謡などを石井独特の節回しで弾くほうが合っている。毎日毎日の練習が大変だった。歯が痛くなって歯医者に何度も通った。(彼は曲のせいではないと言っていたが) 何とか本番までには一応お客さんに楽しんでいただけるまでにはなった。
このたびのコンサートのチケット販売に向けてはいつものスタッフはもちろんだが、岩国西ロータリークラブの方々が大変協力的でお蔭さまで例年より多い200名近いお客さんが集まった。高校生以下の子供たちも高森小学校の吹奏楽部の児童が19名などいつもよりかなり多かった。
翌日、スタッフの一人の家には大変良かったとの電話がいろいろな人からかかったとのこと。
クラシックの音楽が根付いているとはなかなか言えないこの地方だが、続けているうちに少し皆さんがコンサートに慣れてきたような感じがする。
これからももっとファンの層を広げて続けていきたいと思う。
陽子の暗譜力には定評がある。
シベリウスのロマンスを久しぶりに弾いた。
石井のトークで皆さんにっこり。
アンコールはクロンケの蝶々。
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