カテゴリ: 宏樹庵便り

花言葉は「艶やかな美人」「はかない美人」
艶めかしい花だがたった一晩しか咲かないからだろう。クジャクサボテンの仲間でクネクネと葉を伸ばして大きくなる。メキシコ熱帯雨林地帯が原産地。
小平に住んでいた時からあって、あまり手はかけてないのに岩国に持ってきてからも夏から秋にかけてよく咲いてくれる。
花芽が膨らんでくると蛇のように首をもたげて上を向く。そして臨月を迎えると一気に咲く。花が開くと見に行かなくても分かるくらい芳醇な香りを漂わせる。いつも一度に咲くのは2.3輪なのだが、今回は何と26輪もいっぺんに咲いて圧倒された。花が多いので一つ一つの花の大きさは小さめだが辺りには甘い香りが充満していた。晴香達もいたのでみんなで鑑賞した。
翌朝は花の全てが萎んでだらんと垂れていた。
今回この萎んだ花を天ぷらやお浸しにして食べると美味しいと教えてくれた人がいたが、あの強い香りの事を思うとあまり食べる気にはならない。

月下美人の咲いた翌日の昼は流しそうめんをした。
今回の竹は宏二郎が切ってくれて、節も丁寧に削ってくれたのでとても良く流れた。それに今回は初めて二段式にしてみた。見た目にも楽しい!

灼熱の夏、子供達は元気いっぱい。

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月下美人2021


流しそうめん2021

6月3日(木)京都コンサートホール、6日(日)ヒストリア宇部、15日(火)東京銀座王子ホールでの石井啓一郎ヴァイオリンリサイタルが終わった。
プログラムはドヴォルザーク ロマンティックな小品から第1番と2番、モーツァルトのヴァイオリンとピアノのためのソナタk454、サラサーテのプライエーラ、ハバネラ、休憩を挟んでスコット 蓮の国、そして前半のドヴォルザークの続き、第3番と第4番、最後はシューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナタ「デュオ」
ヴァイオリンにとってはシューベルトなどとても弾きにくいパッセージがあったりしたが、ピアノパートはそれ程技巧的には難度は低く、むしろウィーンのエッセンスを醸し出したいと思って練習していた。
京都ではいつもたくさんチケットを売ってくれるスタッフが家の事情で全然動けず、全体でもコロナの影響で売れていなかった。それに緊急事態宣言下でホールも5月30日まで閉鎖されていた。5月28日に宣言が解除されるか、延期されるか、それによってホールが解放されなければリサイタルは中止だった。28日結局宣言は延長となったが、29日協議の結果、昼前にホールは対策を講じた上での再開を認めるとの電話があった。京都新聞もイベント情報に載せてくれた。そのお陰か、予想以上にお客さんが入ってくれてスタッフもほっとしていた。翌日、聴きに来てくれた知人のメールには大変感動した、来れなかった友達に報告しましたとの事。またある人は北九州市に住むお母さんにとても良かったので宇部まで聴きに行ってと電話したとか。でも京都から4日に岩国に帰り録音を聴くとまだまだ反省の余地有り。
翌日午後宇部に向かう。
今回は宇部ではスタッフの提案で宏二郎の絵や秀太郎の楽器も展示してファミリーのコラボとなった。ヒストリア宇部は固定椅子ではないので初め50席並べておいた。しかしどんどんお客さんがいらして椅子が足りず、後ろの方迄ぎりぎりに並べて漸く間に合った。90人近くのご来場だった。休憩時間は宏二郎や秀太郎との対話のため20分取り、それもお客さんには好評だった。演奏の方も京都の反省もあり、修正して弾いたつもりだった。しかし、その録音を聴いてまたまた反省しきり。14日に上京するまでまた音楽の初めからやり直した。
そして迎えた15日の本番。王子ホールは300の定席なので入れるのは150迄と言う事だったが、140位は埋まっていただろうか。
ドヴォルザークが始まってホールに幸せ感が満ちていった。アンコールが終わっても拍手がなかなか鳴り止まなかった。ブラボーと言うのは禁止されているのでお客さんの中には頭のうえで拍手する人も何人か居た。
今回、石井は全曲椅子に座って弾いたので音の伸びがどうだったか心配だったが、後日聴いた人からのメールでは、座って弾いていたのには何の抵抗感もなく、音も充分に響いていたとの事。涙が出たと言う人、石井ワールドを堪能しましたと言う人。大方好評だったのでほっした。
現在72歳。いつまで満足の行く演奏が出来るだろうか。

京都コンサートホール

京都コンサートホール
ヒストリア宇部2021



ヒストリア宇部3-2021

ヒストリア宇部4-2021


ヒストリア宇部にて

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王子ホール終演後

1月14日(木)石井啓子アンサンブルシリーズ31回目が東京文化会館小ホールにて開催された。
この演奏会は今までいつも11月か12月に開催されていた。しかしオリンピックの影響もあって(?)東京文化会館の予約が取れなかった。たまたま1月の開催となっていたのだったが、コロナで演奏会が中止、延期を余儀なくされる中、かえって1月で良かったと思っていた。コロナ対策でチケット販売は会場収容人数の半数315席、そして誰がどこに座っていたか後で確認できるように全席指定。当日の受付の混雑を避けるためチケット代は全て事前振込、東京文化会館友の会の招待はいつも50だったところ20に限定(友の会事務局による抽選)、など細かな作業は今までになかった事だった。
それでも意外に皆さん久しぶりの生の音楽に触れることを楽しみにチケットを買って下さった。
ところが! コロナ感染者急増で1月7日緊急事態宣言発令。外出の自粛、夜8時には帰宅するようにとのお達し。チケットを買って下さった方も体調に自信がないからとか、グループ内でもし感染者が出たら困るとかなどの理由でキャンセルが相次ぎ、本番直前になって対応に追われた。

本番当日は朝から素晴らしい晴天。さあ、音楽を楽しもうという力が湧いた。
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲変ロ長調遺作、シューマン 幻想小曲集、シューマン ピアノ三重奏曲作品63、休憩を挟んでシューマン ロマンス、ライネッケ フルートソナタ「水の精」 そして最後はベートーヴェン ピアノ三重奏曲「街の歌」。終演時間なんと9時20分!!! 欲張ったプログラムだった。しかしお客さんの拍手は本当に暖かかった。変化のあるプログラムだったので長いとはちっとも思わなかった、演奏者と聴衆が一体になったのを感じたなどの声が寄せられた。
終演後はロビーに出ることも禁止。店はもう開いていないので打ち上げも無し、と異例づくめの演奏会だったが開催出来て本当に良かった。
いらして下さった方々に心より感謝。
                                                               合掌

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アンサンブルシリーズⅩⅩⅩⅠ

                                                               

毎年恒例のミュージックキャンプ宇部が開催された。
9月19日と20日は俵田邸とふれあいセンターにてレッスンが行われ、21日午後2時から宇部市の日立建設ミーティングホールにて演奏会が開かれた。参加者は当初24人だったが東京から来る予定だった4人が直前になって不参加になってしまったので最終的には山口県内の20人のみとなった。そのうち二人はキャンプ常連の参加者の子供5歳の男の子。初参加。小学生や中学生は今回参加がなかった。2012年に始めたこの企画だが昨年の参加者は36人だったことを考えると、やはりコロナで不参加を決めた人も多かったという事だろう。
演奏する曲目はドビュッシーのピアノ三重奏曲やクレンゲルのチェロカルテット、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタなど15曲。それに最後に講師の石井啓一郎と桜庭茂樹、石井啓子でベートーヴェンのピアノ三重奏曲「大公」の1楽章を演奏した。
コロナ対策でレッスンの時の検温、消毒、マスクなど、また入室する時には健康状態や連絡先などのチェックメモも書いてもらった。演奏会場は日立建設の社長さんがどうぞどうぞと好意的で大変助かった。検温の機器も設置してくれていた。でも新聞やテレビで告知はされていたが、関係者以外のお客さんはいなくてこじんまりとした演奏会だった。しかし、久しぶりの生の演奏に演奏者もお客さんも、また不思議な事にホール自体も、大変生き生きとし、明日からの糧になったような感じだった。
ミュージックキャンプは名前のように、ただ音楽のすばらしさを体験するだけではなく、夜は講師や参加者の宿泊先である宇部ときわ湖畔ユースホステルにてバーベキューやお酒も用意され、参加者がいろいろな話をぶつけ合う場でもあったのだが、今回はそれもなく、ただ21日の終演後はひそやかに何人かがユースホステルに集まり、遅くまで盛り上がった。
このユースホステルもコロナの影響で客足が遠のき、一時は閉鎖との話もあったが、管理人さんの努力で何とか続けていけることになって、来年もいつものようにミュージックキャンプは開催できそうだ。本当にほっとした。

宇部から岩国への帰路、田んぼの畦道には彼岸花が咲き、赤とんぼが舞っていた。

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俵田寛夫氏が見守る中でレッスンが始まった。
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宇部にはチェロを弾く人が多い。このたび取り組んだのはチェロカルテット。
桜庭先生の的確な指導がみんなを引っ張る。
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初参加の男の子。ピアノを弾いているのがお母さん。
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こちらも初参加の男の子。チェロを弾いているのがお母さん。
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参加者が少なかったので無伴奏の曲も。
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ミオーの2本のヴァイオリンとピアノのためのソナタ。とても良かった。
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チェロカルテットの本番
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お客さんはまばらだったが熱心に聴いてくださった。
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先日の台風で看板が飛んでしまったユースホステル。古いのでいろいろと痛んでいるところもある。
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しかし、常盤湖を臨むこの環境と、音楽を夜中まで練習できることが参加者には好評だ。










村上海賊
村上水軍と言うのが定着していたが、近年「海賊」と言う表記に改めたようだ。
「SAMURAI」と言うのが世界で通用するのと同じで「KAIZOKU」と言うのは海で略奪などをする集団ではなく、戦時には海の武士団として、例えば1555年厳島の戦いでは毛利方に付いて陶の軍を退け、1576年には織田信長の兵を破って毛利方と無事に石山本願寺に兵糧や武器などを届けた第1次木津川口の戦いは有名である。平時は水先案内人、また商人や漁業者としても活躍、お茶やお香を嗜み、歌も詠み、文化人としての気質も併せ持つ日本独自の海の民としての「KAIZOKU」なのだ。
能島村上家、来島(くるしま)村上家、因島村上家の三家あり、それぞれがお互いに強い同族意識で結ばれ、周辺の戦国大名と時には友好関係、時には敵対、緊張関係となりながら独自の姿勢を貫いた。能島村上と因島村上は主に毛利と組んだので、山口県周防大島に居を構えた末裔もおり、村上KAIZOKUの歴史と文化を世に広めるのに尽力した。

8月19日にしまなみ海道を通って今治へ渡った。
今治の少し手前の島に村上海賊ミュージアムという立派な博物館があり立ち寄った。
村上家に残された手紙や陣羽織など貴重な品々が展示してありKAIZOKUを身近に感じた。
宿は今治から少し山の中に入った鈍川温泉。渓流のそばの涼しげな宿だった。料理の上に乗せられた紙が美しいなと思って見ていたら、部屋にはこの宿屋の女将が刊行した直筆の書と俳画と俳句の本が置いてあった。書も素人の域を超えた勢いのあるなかなかのものだった。高浜虚子や正岡子規などを生んだ土地柄なのだろうか。

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村上KAIZOKUが使った舟の前で

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村上海賊ミュージアム

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宿の女将による絵とあいさつ文(料理の上に乗せられていた)

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タイのカルパッチョが美味しかった。写真に撮るのを忘れたが鯛の兜煮もとても美味しかった

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翌朝、近くを散歩。渓流の音が爽やかだった。

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こんなつり橋も。

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来島海峡をまたぐ大橋








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