2月24日(土)午前11時から防府市向島保育園にて石井啓一郎啓子のヴァイオリン・ピアノコンサートが開かれた。
向島の西福寺が持っている保育園で、ここのご住職さんとは旧知の仲。石井の父の葬儀をきっかけに毎年この時期に始められたこのコンサートは今回で21回目になる。ご住職は音楽好きで、歌曲 などを豊かな声量で歌い、お経もオペラのアリアのように詠む。このコンサートでも必ず1曲歌う事にしており、今年は雪が多かった冬を想い、「雪の降る街」が選ばれた。今年85歳になるというご住職、とてもお洒落でかっこいい。毎週ゴルフに行き、袈裟を脱いだら誰もお坊さんとは思えない。その昔、農繁期になると若いお母さんは赤子を籠に入れて畦道に置き、農作業をしていた。それを見た近所の人達が、それなら赤子を預かって見ていてあげようとお寺に集めたのが保育園の始まりで、「ボランティア」が基本なのに最近はそれを忘れて経営の方に目が向いているからおかしなことになる。養老院もそうだ。と、話す熱い人でもある。 保育園では音楽に力を入れていて、特に日本の楽器、それもおもちゃのような物ではなく、本格的な和太鼓などを多数購入し園児に演奏させている。この日は黒田節を皆で演奏した。
ヴァイオリンとピアノではシューマンの予言の鳥、フーバイのハンガリア詩曲などを演奏した。園児たちはヴァイオリンの奏法の話の中で弱音器を付けると、あっ、音が違う‼︎と、耳聡かった。 
午後2時半からは山口市のさやま保育園で演奏した。
こちらは向島保育園より新しいとは言っても15回目。ここで初めてヴァイオリンの演奏を聴いた園児が昨年20歳になって宇部で開かれた石井啓一郎ヴァイオリンリサイタルに来ていて 歴史を感じましたと園長先生の奥様が話されていた。
長い時間集中して聴くことはまだ難しい年齢ではあるが、 一瞬でも音楽っていいなと思える瞬間があって、生きていく時に何か拠り所の一つになれば嬉しい。