8月24日(火)午後7時からシンフォニア岩国多目的ホールにて9回目となる啓&啓倶楽部主催の演奏会が開かれた。

第1回目は2002年8月、石井啓一郎啓子演奏活動25周年を記念してシンフォニア岩国大ホールにて開催された。あの時は何かうねりのようなものに後押しされて、800人ものお客様が集まってくださった。
それから毎年演奏会を重ねるようになって、読売新聞、中国新聞、日刊岩国各紙が取り上げてくれたが、今年はいろいろな要素が重なって特に集客が難しかったそうだ。しかし、130人ほどの方々がいらして下さった。
「なかなか出かけられないけど、来てみたら大変良くって、また来年も是非来たいと思いました。」
と、帰りがけに声をかけて下さったお客様もいらした。

プログラムは、エルガーの「愛のあいさつ」で始まって、ヴァイオリンとフルートでミヨーの「2つの歌」、フルートとピアノでプーランク「フルートソナタ」、プッチーニのアリア「私のお父さん」、休憩を挟んでヴァイオリンとピアノでシューベルトのソナタ、ユーモレスク、タイスの瞑想曲、浜辺の歌、出船、そして今年生誕200年になるシューマンの「ヴァイオリンソナタ第2番」より第1、2楽章、最後はいつもの「チゴイネルワイゼン」で締めくくった。暖かい拍手はやがて手拍子に変わって、アンコールはカナリア、愛の喜び。
今年は、馴染みのある曲目をとの要望からユーモレスクやタイスの瞑想曲などを入れたが、アンケートによると誰でも知っているそれらの曲に特に票が集まったわけではなく、むしろシューマンやプーランクといったシリアスな曲目に票が多かったのが印象的だった。

今回陽子は、子連れで演奏会に臨んだが、子供は楽屋でモニターテレビを見ながら踊ったり、一緒に手を叩いたりしていたそうだ。


受付風景
受付風景

演奏
アンコール曲「愛の喜び」

終演後
終演後、ホールロビーにてお客さんと