常盤湖畔ユースホステルにグランドピアノが寄贈された。
石井啓一郎の宇部での手術を機に私達が宇部の定宿としている常盤湖畔ユースホステル。古い建物で、壁が剥がれている所があったり、洗面所やトイレ等もあまりきれいとは言えない。しかし、湖のすぐ近くに建っているので眺めは大変美しく、四季折々の表情を見せ、また一日のうちでも太陽の高さによって様々な感動を私達に与えてくれる。
支配人さんがまたおおらかな人で、私達に家族のように接してくれ、私達はいつ行っても泊まる事が出来る。
そこの食堂に古いアップライトピアノが置いてあった。支配人さんの物だったが、それがあったお蔭で私は石井の入院中も練習ができた。そのうちに宇部でのミュージックキャンプ開催が定着し、参加者も個人練習に使い始めた。でも何しろ古いピアノなので私が
「ここにグランドピアノがあったらもっと色々な企画を練ることが出来るのに。」
と支配人さんに話していた。
そうしたら、思いは叶うものだ。
支配人さんのお知り合いの一人が、家にあったグランドピアノを大変安く譲って下さることになったのだ。昨年暮れ、そのピアノはユースホステルに運び込まれた。1月30日にユースホステルでピアノ開きが行われた。
そして、これからこのピアノをどうやって維持管理していくかみんなで相談する中で「啓&啓常盤湖畔circle」という組織ができ、年会費1000円、ピアノ使用料1回1000円、食堂使用料1時間400円、冷暖房費1時間500円などが決まった。その他随時ピアノ募金も受け付けている。
さあ、楽しい事がたくさん出来そう。
ワクワクの年明け。