2016年01月

トンネルを抜けたら雪国だった。

1月24日、天気予報では記録的な寒波が来ると大騒ぎしていた。
しかし、岩国では確かに冷え込みはしたものの、一片の雪も降らず何だか拍子抜けしたような感じで新岩国を出発した。
ところが徳山の手前のトンネルを抜けた途端、辺り一面真っ白になった。突然の別世界に唖然とした。20~30㎝は積もっているように見えた。
新山口で「さくら」に乗り換え鹿児島に向かう。
車内放送で徳山博多間徐行運転のため30分~1時間遅れるとの事。乗り継ぎの九州在来線は運休や遅れが生じているとテロップが流れる。でも九州新幹線の事には全然触れていない。車掌に聞いても博多で聞いて下さいと言うばかりで何もわからない。この分なら大した事はないのだろうとタカをくくっていた。
ところが博多を過ぎ、新鳥栖の手前でポイント故障、車内で50分くらい待たされた。それでも演奏会は明日からだし、車内は暖かいし、それほど困らなかった。「奄美大島で115年ぶりに雪」などのテロップをのんびり見ていた。
しかし、鹿児島中央駅で降りると、雪が降りしきる中タクシー乗り場に人がずら---------っと並んでいる。見ているとタクシーはたまに1台来るだけ。これでは何時間もここで待たなければならないと思い、ホテルの方に歩き始めた。雪の中を歩くのは久し振りだった。ここが鹿児島とは思えない。石井はだんだん足腰がしびれてきたと言う。途中のコンビニで少し暖まってから歩こうと私が言うのに、意地を張ってそのまま歩き続ける。やっとホテルに到着。30分以上かかった。

翌朝、路面は凍結していてバスも電車も動いていない。目抜き通りなのに車もわずかしか走っていない。デパートも休業。演奏会は午後からなので早めに昼食をと、足元の悪い道をこわごわ歩いて行ったラーメン屋もやっていなかった。
これで演奏会が出来るのだろうか。
でも、実行委員の人は冬タイヤに替えた自分の車で予定通り迎えに来てくれて、最初の公演、伊敷病院でのロビーコンサートは満員のお客さんで無事終えることができた。
翌日は朝7時45分にホテルを出発、鹿屋へ行く。
桜島もうっすらと白くなっていた。いつも鹿児島市側からしか見ていなかった桜島だが、今回はぐるっと桜島を回って鹿屋に行ったので錦江湾側からも初めて桜島を見た。だいぶ形が違う。
午前中、鹿屋のカトリック教会で幼稚園の子供たちや保護者の方達に音楽をプレゼント。
午後は志布志に移動して小学校の体育館での演奏会。ここが大変寒かった。覚悟はしていて背中にカイロを3つも貼って臨んだのだが、それでも鍵盤が氷のようで手がどんどん冷たくなってくる。生徒たちはひざ掛けにくるまって聞いていた。とても熱心に聴いてくれた。やっぱり生の演奏は違いますねぇと校長先生も大喜びだった。
夜は鹿児島市内に戻り、南風病院と言う大きな病院の中にある立派なホールでの演奏会。高速道路が一部閉鎖されていたので移動に少し時間がかかった。
雪の鹿児島とは全く想像していなかった。
でも、一日3公演というハードなスケジュールの演奏会は予定通り行なえて、無事ホテルに戻る。
部屋で少しお酒を飲んでから寝ようと思って「酒」の看板がかかっているコンビニに寄ったら、なんと焼酎がずらり、さすが鹿児島!!!
3日目の27日は午後1時から林病院でのロビーコンサート。ここの院長先生は80歳を過ぎておられるけれど、大の音楽好きで古くからの日本フィル特別会員。私たちの演奏をとても楽しそうに聴いていらした。

3日間で5公演というハードなスケジュールだったが、みんなから大変喜ばれて良かった。
大きなホールでの演奏会ではなく、ホールに来れない人のための演奏会。これからも続けようと思った。

実現させてくれた実行委員の方々、ありがとう。

桜島鹿児島から
鹿児島市から桜島フェリーで桜島に渡った
桜島錦江湾から
錦江湾側の桜島
桜島北から
志布志からの帰り道は桜島の北を走る。それぞれの見る方向で桜島の形はだいぶ違う。
一日で3方向からの桜島を見れたのも面白かった。
志布志市立通山小学校
志布志市立通山小学校での演奏会
コンビニのお酒
焼酎ばかり!!!

墨と彩の響流展
3月18日から22日まで宇部市文化会館第2展示室にて啓子の母、米本一幸と次男 宏二郎の書画展を開催します。
文化会館は宇部市の渡辺翁記念会館の並びで記念会館と同じ村野東吾の建築です。
時間は9時から18時まで(初日のみ14時から)
入場無料
初日18日の18時よりANAクラウンプラザホテル宇部にてオープニングパーティーを開きます。
3階「万葉の間」
石井啓一郎・啓子の他に弦楽合奏の演奏もあります。
立食なのでどなたでもお気軽にご参加ください。
ただ準備のため、3月4日までにご参加の方はご連絡ください。

連絡先・お問い合わせ
kayishii0410@ybb.ne.jp

電動式のチェーンソー。
誰かが昔、宏樹庵に置いていった。
誰も使わなかった。
昨年秋、これを使って自分で木を切ってみようと思い立ち、農機具屋さんに持って行って、修理して使えるようにした。
林の中の朽ちた木、倒れた木、余計な木なども伐りたいが、まずは薪にするよう宏樹庵に山のように持ち込まれた材木を切る事に。
大工の久良さんが、かがまなくても切れるような素晴らしい台を作ってくれた。彼に使い方のこつを少し習って、翌日、恐る恐る試してみた。初めは材木を切断した後、チェーンソーの歯が台に当たって台が傷ついたりしていたが、だんだん要領がわかって上手になってきた。二人で代わる代わるやってみる。どんどん切れる。鋸とは雲泥の差だ。

宏樹庵の暖房は薪ストーブのみ。アメリカ製のどっしりとしたストーブ。煙突はまっすぐ2階の居間を通って屋根に抜けている。ストーブが置いてある1階の居間の隣は吹き抜けの玄関で、その戸を開けておくと2階まで暖かくなる。2階の煙突は断熱材が施してあるので手で触っても熱くはないが、ほわっと暖かいのでその温もりも部屋を暖めている。
冬中、薪はたくさん要る。そしてお蔭様で薪はたくさん出来た。

1日の練習が夜10時過ぎに終わると、2階で晩酌が始まる。
ストーブの中で真っ赤に燃えた木をいくつか2階の囲炉裏に運び、それに少し炭を足せば、そこでお燗もつけられ、魚や野菜なども焼くことが出来る。
二人の会話は進み、日付が変わる頃、布団に入って熟睡。
おやすみなさい。

チェーンソー
チェーンソー使用開始。奥には広い薪小屋も出来た。
私もチェーンソー
私もチェーンソー
薪ストーブ
薪ストーブはよく燃える
囲炉裏
晩酌の始まり

あけましておめでとうございます。
スケジュールを更新します。
本年もよろしくお願いいたします。

1月14日(木)岩国市 臨川館サロンコンサート 午後6時半
 25日(月)石井啓一郎&啓子コンサート 鹿児島公演
        伊敷病院ロビーコンサート 午後1時半
        鹿児島大学学生激励コンサート 午後4時15分
 26日(火) 鹿屋カトリック教会訪問コンサート 午前10時半
        志布志市立通山小学校訪問コンサート 午後2時15分
        公益法人鹿児島共済会南風病院訪問コンサート 午後6時半
 27日(水) 医療法人起生会林内科胃腸科病院ロビーコンサート 午後1時
2月27日(土) 防府市向島保育園訪問コンサート 午前11時
        山口市さやま保育園訪問コンサート 午後2時
3月18日(金)米本一幸・宏二郎書画展 ~22日(火)
                     午前9時より午後6時まで(初日のみ午後2時より)
       宇部市文化会館第2展示室
      オープニングパーティー 
                   午後6時よりANAクラウンプラザホテル宇部「万葉の間」
4月23日(土)石井啓一郎ファミリーコンサート 
                    シンフォニア岩国多目的ホール 午後2時
5月3日(火・祝)~5日(木・祝)ミュージックキャンプ 
                    黒磯自治会館 宏樹庵
5月5日(木・祝)散歩がてらのコンサート 
                    由宇文化会館 午後2時
6月4日(土)石井啓一郎ヴァイオリンリサイタル 
                    京都コンサートホール 午後2時
6月7日(火)石井啓一郎ヴァイオリンリサイタル 
                   東京文化会館 午後7時


 

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