2015年05月

毎日玉ねぎの収穫に追われている。
昨年は400個植えた。植える時は一気に400個植える。でも収穫は玉ねぎの茎が折れて倒れた時に収穫するので、毎日畑を見回って倒れた玉ねぎを引き抜いてきて根っこと葉っぱを切り、しばらく干しておく。400個あったら今年一年分はあるだろうと思っていた。ところが玉ねぎの一つ一つの大きさがいまいち。
問題は二つ。一つは天候不順で雨が多かったので玉ねぎを植えている家のどこでもあまり生育は良くない。それとうちのはまだ葉が青々としているがよそのはもうだいぶ黄色くなっている。それなのに茎が倒れた。これは天候のせいと、肥料やりの時期の問題か。もう一つは、昨年初めて耕して植えたところの土壌がまだよくできていなかったようで、ここに植えたのは皆小さい。もちろん植える前には耕して肥料も施したのだが、元々、細い竹が生えてくるような土壌で、あの程度の耕し方では足りなかった。やってみて学ぶことはたくさん。次に生かそう。

リサイタルは6月5日京都、6月7日宇部、6月11日東京。
ホールとの打ち合わせ、チケットのこと、もちろん練習の仕上がり具合のこと。いろいろ重なって忙しい。
でも作物は待ってはくれない。

5月27日、1972年に結婚して今日43回目の記念日。
濡縁で鰤かま、そして採りたてのそら豆や玉ねぎなどを焼いてお祝いした。
二人だけでいただくにはもったいないくらい大変美味しかった。

玉ねぎの収穫
玉ねぎは濡縁で少し乾かして茎がしんなりしてから縄に結んで軒先に吊るす。

結婚記念日
そら豆を皮ごと焼いたら中身がホクホクと甘くて大変美味しかった!!

「もしもし、あの~、連休中秀ちゃんが仕事なのでそっちに行こうと思うんだけど・・・」
4月28日いきなり陽子から電話があった。
ほのかが生まれて間もないので今年は来るのは無理と思って誘いもしなかったのだが、出演は無理でも来ると言う。
「まあ、来てもいいけど・・・」
そうは言っても一人で幼い三人を連れてゴールデンウィーク中に新幹線で来るのは大変だからやっぱり止めよう、という事になるかと思った。
でも30日、本当に来た。ほのか2か月で新幹線デビュー!

5月3日からミュージックキャンプが始まる。
前もって1日から来る人もいて、2日にはだいぶ賑やかになってきた。
東京、横浜、千葉、大津、京都、高松、広島、福山、山口、宇部から計22人の参加で宿泊はふれあいパークと宏樹庵なのだが、宏樹庵では陽子たちも含めると大人17人と子供4人(そのうち大人3人と子供一人は2日だけ宿泊あと3日からはふれあいパークに移動)が寝食を共にした。今回は子供が少なかったせいか大曲が多く、スメタナやラフマニノフのピアノ三重奏、ブラームスの六重奏曲などが並んだ。間にはヴァイオリンのソロや歌も入ってバリエーションに富んだプログラムだった。
3日の午前10時から黒磯自治会館でレッスンが始まり、緊張の時間が続く。
午後7時過ぎにようやくレッスンが終わり、その晩はしし鍋や牛タンの焼き肉など。横浜からいつものシェフが車で寝ずに駆けつけてくれ、巨大なお肉のかたまりなど用意してくれた。
4日も一日中レッスン。この日はお天気も良くなって、暗くなるとかがり火も焚いて、子供たちのテンションは上がる。
宏樹庵では日中はどこかで誰かが常に練習していて、子供も大人もいい刺激をもらっていた。
5日午前10時から由宇文化会館にて会場練習が始まり、午後2時いよいよ開演。
皆、練習の時よりなんとか上手く弾けてほっとした。特にブラームスの六重奏曲はどうしても合わなかった箇所も完璧で、とても良い演奏だった。締めは桜庭先生と啓一郎&啓子でブラームスのピアノ三重奏作品8の第3楽章。桜庭先生の心に沁み渡る音色が聴く人を引き付けた。

この3日間で消費したのは牛肉16キロ、豚肉2キロ、鶏肉2.4キロ、それにハンバーガーのパテや猪肉も加えるとお肉25キロほど、
ビール500cc70本、350cc24本、ワイン20本、日本酒4升半!!! 皆さんのお腹は大満足だったでしょう。

ほのかは賑やかな中でいろいろな人に抱っこされ、音の鳴る中で寝て、どんな子に成長するだろうか。
晴香も絢香もそれぞれに吸収したものは大きかっただろう。

紅ウツギが咲き始めた。

濡縁での練習風景
濡縁でカルテットの練習
11キロの牛肉
シェフが持っているのは10キロ近い牛肉の塊。これをこのまま焼いて、後で切って食べる。
ハンバーガーの用意
ハンバーガーの材料が並ぶ。これを自分のお好みで野菜と一緒に挟む。
自分で作ったハンバーガー
自分で作ったハンバーガーは美味しいね!外でみんなと一緒に食べるのも楽しい!
ほのか2か月
ほのか2か月、抱っこしているのはヴァイオリン奏者のH氏。何だか抱きなれているみたいと言うと、娘を育てたころの事を思い出しますと言っていた。
小さなお母さん
晴香も小さいお母さん
篝火
篝火の燃料は子供たちが日中に竹などを割って用意
絢ちゃん
絢香、何のポーズ?

ラフマニノフのピアノ三重奏曲 江波ファミリーの渾身の演奏

秀太郎カルテット
終演後、宏樹庵で打ち上げ。秀太郎が最新作のヴィオラを持ってきたのでヴァイオリン2台、ヴィオラ、チェロすべて秀太郎の楽器が揃ってカルテットの演奏。これは恒例化するだろう。打ち上げではなく、そんな演奏会も作りたいなと思った。チェロを弾いているのは桜庭先生。
そういえば4.5年前、桜庭先生が初めてミュージックキャンプに参加して下さった時、打ち上げで弾くのを聞いて私は、難病にも負けず、こんなに弾けるようになったと涙が出たことを思い出した。
(桜庭茂樹:元モンテカルロフィルハーモニーチェロ奏者、元新日フィル・札幌交響楽団首席チェロ奏者 その後原因不明の難病にかかりしばらく演奏活動から遠ざかっていた)

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