2015年03月

3月28日宏樹庵にて宏二郎展が始まった。
1階に10点、階段途中に1点、2階に8点展示されている。
今回は水色っぽい青の色調の作品が多い。テーマも「青のいのち」。
2月26日に長男が生まれた。自分の分身が妻の身体の中で育っていく過程で、羊水からか、水のイメージが強くなっていったようだ。美しい妊婦(!)の幻想的な写真も残している。長男は一青(いっせい)と名付けられた。しっかりとした顔立ちで母子とも元気。
28日のオープニングパーティには15人余りの人が集まって下さり、私のお手製のオイルサーディンが好評だった。演奏はヤナーチェクのヴァイオリンとピアノのためのソナタとフーバイのそよ風他。ヤナーチェクはモラヴィア地方の作曲家で、世の中の作風の影響を一切受けず、自然の中の音を音符にしていった人。どことなく日本の旋律に共通する調べは宏樹庵に似合っていると思った。
昨年は雨にたたられたが今年はお天気も良く大変暖かくて桜の蕾が一気に膨らんだ。玄関に活けたすももの花もほころび始めている。
4月5日までの会期中に宏樹庵の桜も見頃を迎えることだろう。
多くの方のご来場をお待ちしています。


玄関の花はモクレンとすもも

青のいのち
奥の絵は常設の絵だが人影が本当に描かれているのか映し出されているのか不思議な絵

2階の絵
ピアノの奥の絵は蝶々で、触ったら鱗粉が手に付くような感じ

玄関の吹き抜けから見た2階の絵

3月3日、その日はちょうど石井も陽子の家に来ることができ、婿殿のご両親も招待して大人6人子供3人で狭い部屋だが賑やかに初節句を祝った。

この度の陽子の妊娠が分かったのは9月初め。宏樹庵に来ていた夏の間、どうもおかしいと言うので帰ったら婦人科に行きなさいと言っていた。陽子は上二人を帝王切開で産んだ。帝王切開の場合よくあるそうだが、妊娠を重ねると子宮の膜がだんだん薄くなるとの事。二人目の出産の際、中の赤ちゃんが透けて見える程で先生が青くなったらしい。そのことで陽子は三人目を諦めていた。しかし、ネット情報などで帝王切開で三人産んでいる人もいることを知り、リスクはあるけどもう一人、と考えるようになったようだ。
しかし、9月中旬、突然出血、救急車で病院に運ばれた。
切迫流産だった。しかしながらかろうじて流産は食い止められ、1週間程で退院。でも前置胎盤、しかも子宮頸管が短く早産の危険がとても高いと言われた。しばらくはヒヤヒヤしながら生活していたが、結局10月に入って子宮口を縛る手術をする。縛ったらもう落ちてはこないのかと思ったら、縛っても絶対安静を強いられて3か月も入院していた友達の話を聞く。お手伝いさんを雇うことも聞いたが、私ができるだけそばにいることにした。12月のアンサンブルシリーズや1月の船橋の演奏会があったがなんとかこなした。陽子も慎重に過ごしたが、これだけのリスクを背負っても結局37週目の帝王切開予定日まで入院することもなく無事出産。予定日より2週間も早く生まれた晴香と体重もほぼ同じ(2635g)で五体満足。おっぱいをよく飲んでくれる。
萌香(ほのか)と命名された。
上二人の女の子が、男の子以上に活発で強いので、三人目はほのぼのとしていてほしいと願って陽子が考えた名前だが、どうも三人目も強そうだなぁ。

3月13日にやっと久し振りに宏樹庵へ帰って来た。
彼岸桜の桃色がとても可愛い。

ひな祭り
ひな祭り。お内裏様の横に飾ってあるのは晴香と絢香の作品

彼岸さくら

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