4月26日(土)午後2時から宇部カトリック教会にてチェルノブイリと福島の被災地支援のためのチャリティーコンサートが開催された。
私たちが宇部の宿舎にしている常盤湖畔ユースホステル支配人の石川さんが、もう何年も前から続けている企画で、昨年から私たちとのつながりが濃くなったこともあって、初めてヴァイオリンとピアノの演奏会となった。知人のグランドピアノを礼拝堂に運び込んでの演奏会だった。
別棟でバザーが開かれ、たびたびチェルノブイリを訪れている人の講演もあった。そして私たちの演奏の前に、宇部市在住の江波家のお父さんと男の子二人でピアノ三重奏の演奏をしてもらった。拍手喝采!
手術後の石井にとって、先日の宏二郎展オープニングパーティでの演奏が人前で弾く初めての機会だったが、この日は1時間ほどの演奏会。チャリティーなので出演料はないが、聴く人を心地よくさせることには変わりはない。モーツァルトのホ短調ソナタやベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番、ドヴォルザークの我が母に給いし歌などを演奏した。もう演奏するのに支障は全く感じられなかった。
集まってくれた80人ほどの人達は教会に響く音楽をとても楽しんでくれたようだった。遠く下関から来た障害のある女性は感激して楽屋を訪れてくれた。
後日、石川さんからは企画にかかった費用を差し引いても15万円くらいの寄付が残ったとの報告を受けた。

演奏会の形はいろいろあって良い。
ふだん、あまりコンサート会場に足を運べない人達にもすばらしい音楽を届けていこう。