3月29日から宏樹庵で宏二郎展が始まった。
ディナーコンサートから切り離して絵画展だけを開催するのは昨年に続いて2度目。
初日午後5時からオープニングパーティを開いた。
今回のメインの作品が「月映(つくばえ)」なので、ドビュッシーの「月の光」をピアノソロで、又、エルガーのヴァイオリンとピアノのためのソナタ終楽章などを演奏した。本格的な演奏は石井の術後初めてだった。
退院した頃は右手が何故かしびれていて思うように弾けなかったが、2ヶ月経った今は98パーセントくらい元に戻り、チゴイネルワイゼンも楽に弾けるようになった。目をつむっても弾ける。片足に重心を移しても弾ける。明らかに手術は成功だったのだ-------
パーティの料理、今回私はオイルサーディンと鮭の冷製、焼き野菜のアンチョビソースは作る予定にしていた。それに近所の人が届けてくれた自分の畑の野菜を使って里芋の木の芽のせやハナッコリーのからし和えなど、何と12種類もの料理が出来上がった。それに藤重さんの岩国寿司や蕨の煮びたし、お刺身、また藍ちゃん(宏二郎のお嫁さん)のトリハムや石井の焼き豚も加わってテーブルに並べられない程だった。
30名ほどのお客さんの中には五橋の酒井さんもいらした。今回は「憶」の絵を買って下さった。大工の久良さんは宏樹庵の入り口のポールをプレゼントしてくれた。可愛い屋根が付いている。文字は石井が書いた。
絵は大小20点、展示されている。

庭の桃の花や山吹も咲いて、桜は満開。
風は海岸近くを通る山陽本線の列車の音を運んできた。