全員集合2018


9月15日から3日間ミュージックキャンプ宇部2018が開催された。
42人の受講生を桜庭茂樹、石井啓一郎、石井啓子の3人が指導する。
受講生のうち最年少は小学5年生、中学生は3人、高校生2人。最年長は67歳。ヴァイオリンを教えたり演奏会で弾いたりしている人もいれば、普段は音楽とは全然関係ない会社などで働いている人もいる。共通点は音楽が好き、演奏するのが楽しい。リピーターが多いが、今回初参加の人は8人。メンデルスゾーンの八重奏曲やドヴォルザークの弦楽五重奏曲、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲「大公」など大曲がたくさんプログラムに並ぶ。
15日と16日は朝9時半から夜8時過ぎまでユースホステル、俵田邸、福祉会館でレッスンが行われた。17日は日立建設ミーティングホールにて9時過ぎから会場練習、そして1時開演。3時間以上の長い演奏会だった。
みんなそれぞれに熱演だったが、本番特に良かったのはドヴォルザークの弦楽五重奏曲第1楽章を弾いたグループ。第1ヴァイオリンは大変高度な技巧を要する曲だが、見事に弾き切り、ほかの奏者を引っ張って音楽の流れも良く、情感にあふれていた。宇部のミュージックキャンプはチェロの奏者が多いので、今回3年前に取り組んだヴィラロボスのチェロ八重奏曲「ブラジル風バッハ」を再演。前とは違うメンバーも入ったが、やはり迫力満点の演奏だった。
子供たちはどんどん成長して、みんな大曲にも取り組めるようになったので、初心者らしき人がいなくなってしまった。このミュージックキャンプはよくあるプロになるための講習会ではなく、それぞれのレベルで最高の音楽を楽しむという趣旨なので、来年はもっと小さい子も誘えたらと思う。
二日間食事の用意をしてくれたメンバーもよく頑張った。40人分のお腹も大満足で楽しい会だった。
お疲れ様!

俵田邸レッスン
俵田邸でのレッスン風景
バガテル
いつも家族で演奏する江波家。一番下の男の子も大変上手になった。
合奏宇部2018
合奏曲はバルトークのルーマニア舞曲
ヴィラロボス
ヴィラロボスの会場練習
お客さん
たくさんの方が聞きにいらして下さった。

ドヴォルザーク弦楽五重奏曲
ドヴォルザークの弦楽五重奏第1楽章 練習の時より本番が更に良かった。