ぬか漬けを始めた。
岩国には江戸時代から続いていた醤油造りがあって昭和30年代にそれを止めて漬物やさんになった「うまもん」が ある。そこに3年前その家の孫娘がUターンしてきて家を継いだ。それが中野百合子さん。若い彼女はピチピチとしたとても楽しいパワーを持った女性で新製品の開発や発酵食品の普及に、新しい独自のアイディアを入れながら、今まで感だけに頼っていた所をちゃんと数値に出せる工夫もしながら、いろいろな所に出て行って力を発揮している。
「うまもん」では何回かぬか床作りの講習会も開いていた。1月22日初めて私も参加してみた。 その日の受講者は9人。東広島や呉などから2 時間弱かけて来た人もいた。同じ岩国の酒造「五橋」の酒米に使われている無農薬の米から採れる糠に井戸水と胡瓜をすり下ろしたものと唐辛子、昆布を混ぜてぬか床を作った。それから「うまもん」の築170 年の家の奥の部屋でこれからのぬか床の管理やぬか漬けの歴史などの講義があった。中野さんは菌は生きている。それを大切に育てるにはやはり農薬などに侵されていない野菜を使いたい。そういう農家との付き合いが始まり、菌を大切に思う人達の輪が拡がり、そうやって発酵食品の文化が拡がって行くと思うと話していた。
「うまもん」で作ったぬか床を家に持って帰り、まずはじっと見守る。20度位が適温との事で薪ストーブの部屋に置く。待つ事4日。言われていたように表面が白い膜に覆われた。1月26日糠を混ぜ、空気を入れてもう一度寝かせる。今度は前より早く膜が張ってきた。29日もう一度混ぜてその晩人参と大根を入れた。翌朝セロリ、二十日大根、胡瓜を入れた。胡瓜以外は全部畑から採って来たもの。そしてその晩、初めて食べてみた。野菜の元々の味がしっかり残っていて美味しかった。特に人参は美味しかった。いくらでも食べられるという感じ。大根は朝漬けたのでも良かったのかもしれない。 
次は何を漬けようかな。楽しみが増えた。 

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うまもんの店構え
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中野百合子さんのアイディアも光る

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初めての作品
 

12月12日ミュージックキャンプ20周年誌が印刷所から送られて来て今までの参加者に郵送した。
1999年に宏樹庵が出来て翌年、東京で1984年から続けていた石井と私の生徒達を中心とした室内楽の発表会を岩国でもやってみようかと思い立った。生徒の中で岩国まで来れる人、秀太郎のジュニアフィル時代の友達、萩の友人の生徒たち、それに新聞で募集した岩国の人、計15人で2日間レッスンを受けて最終日に発表する「ミュージックキャンプ」が始まった。場所は由宇町の銭壺山山頂にある山口県の施設「ふれあいパーク」 眼下に瀬戸内海の島々が拡がり、200人収容のホール、音楽室、交歓室などいろいろ整った施設だ。
2011年からは発表会の会場が由宇文化会館に移り、レッスン会場も黒磯自治会館になったので主に皆が集う場所は宏樹庵となった。20年前に参加していたお姉さん達はほとんど結婚してお母さんになった。そのお姉さん達が今度は自分の子供達に室内楽の楽しさを体験させようと取り組んだのが先日11月24日に開かれた「散歩がてらのコンサートin 東京」だった。それは大変好評だった。
この20周年誌は全69ページの中に20回分のプログラムと、参加者、聴きに来て下さった方、いつも朝食を用意して下さっている方のコメント、石井と桜庭氏と私のメッセージ、それにたくさんの素敵な写真が載っている。秀太郎がレイアウトをとても一生懸命練ってくれて見応えのある本に仕上がった。送られてきた記念誌を見て、たくさんの人から、懐かしい! あの時あんな曲を弾いてたんだ! 自分たちは3年しか参加できなかったけど子供があんなに生き生きとしていたのはあの時が最高でした! など多くの声が寄せられた。
20年を目指していた訳ではなく、年が積み重なっていつの間にか20年になったという感じだが、この記念誌を手にした人が、こんなにワクワクするような事を続けているんだということ、自分もそこに参加していたということを改めて認識してくれたらうれしい。
今後も今までのように自然に年を重ねていく事と思う。今は皆成長して上手になって大曲をこなすようになったが、来年は20年前のようなまだ室内楽の経験の無い子供達も参加して、皆と一緒に音楽を作り、練習は大変かもしれないけれど最終的には「音楽っていいな!」を感じてくれたらと思う。 
 
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表紙の写真は宏樹庵の近くから見る瀬戸内海。宏二郎撮影

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ふれあいパークでのレッスン風景
 

12月9日に取りかかったツリーハウスの2期工事が12月27日、ついに完成した。
今年のゴールデンウィークの少し前に完成した清水の舞台のような高い床の上に、可愛らしい小さな家が出現した。直径40センチ位の大きな樹が部屋の真ん中を貫いており、樹木の発する気を感じる。部屋の中には机にもベンチにもベッドにもなる台があり、階段を上るとロフトに出る。人一人が寝られる位の狭いスペースだが、その高さにあるガラス窓は大きくて林が見渡せる。部屋の外の梯子を登ると屋上に出る。そこに横たわると空が拡がり気持ち良かった。
もともとの舞台がかなり広いので、小屋が出来ても外のスペースもまだまだ余裕がある。いろいろな使い方があるだろう。
今は寒いので少し暖かくなった頃、何人かを招待して落成式をやろうと思っている。

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 小屋の入り口にはベンチが。
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入り口を入るとどかーんと大きな樹が。
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ロフトに上がる階段の右の棚は宴会用の食器やここで読みたい本などを置くと石井は言ってます。
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部屋の中の台は人数が多い時は外せるようになっています。
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ロフト
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ロフトから見える外の景色
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梯子で屋根に。
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屋上からの景色。
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屋上に寝そべると本当に気持ちが良かった❣️

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ゴールデンウィーク中、晴香が練習するのに使っていた譜面台代わりの樹は今も健在。
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ツリーハウス全景



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